2015/10/26

もう一つのナローゲージ「四日市あすなろう鉄道」

10時前の御坊駅、時間があるとは言っても立ち寄れる場所は限られます。
昨晩の時点では紀州鉄道を昼過ぎまで撮影し、今月末で引退する381系を撮る予定でした。
しかし、途中下車で撮れる場所ということで目星を付けていた黒江駅付近は、順光になるのは午後で、それまでには少々時間が余ります。

時刻表を見ると、幸いにもあと数分で新大阪行きの特急がやってきます。調べてみると、新大阪で新幹線に乗り継げば13時前に名古屋に到達することが出来、名古屋から東京までは2時間もかからないですから、日没まで滞在しても終電の心配をする事無く帰る事が出来ます。というわけで、善は急げ!すぐに自動券売機で新幹線連絡で特急の指定券を発券。間もなくやってきた「くろしお12号」に乗り込みました。

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'15.10.22
とりあえず名古屋へ向かう事は決まりました。名古屋からはどこへ向かうか……。フォロワーさんが、彦根の近江鉄道や、大垣から養老鉄道で桑名で出る事も提案してくれたのですが、全く下調べせずにそれなりの路線延長のある路線に行くのは、沿線での撮影を考えると流石に躊躇われます。そこで、最近ツートンカラーの新車が入って気になっていた「四日市あすなろう鉄道」に的を絞る事にしました。起点である近鉄(あすなろう)四日市駅までは、名古屋から近鉄の急行で30分という好立地であることも手伝いました。
新大阪、名古屋で首尾よく乗り継ぎ、あすなろう四日市13:43発の西日野行きに乗る事が出来ました。もちろん終点・西日野まで乗車し、西日野付近でまずは1枚。

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'15.10.22
西日野の次は、日永で折り返し、もう一方の終点、内部へ移動します。
お目当てだった新車は残念ながら内部でおやすみ中。仕方ないので隣駅の小古曽まで乗ってから、撮影しつつ追分まで歩きましたが、これといった成果は上げられず、追分から四日市へ戻る事にしました。途中の日永では西日野方面の電車と待ち合わせがあるので、ホームに出てぱちり。

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'15.10.22
日没も迫ってきたので、東京への帰りも考えてその列車に再び乗り込み、あすなろう四日市で夕陽を浴びる電車をまぶたに焼き付け、四日市の地をあとにしました。
その後は一縷の望みにかけて益生で降り、近鉄・JRと北勢線の立体交差を狙うも中途半端な暗さであえなく撃沈。おとなしく帰る事に心を決め、私の2泊3日の紀伊半島一周の旅は終わりを迎えたのでした。
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2015/10/25

現役最後の2軸レールバスに乗る

新宮から「くろしお34号」に揺られる事およそ2時間半、降り立ったのは御坊駅です。時刻は20:08、急いで紀州鉄道のホームへ向かいます。というのも、西御坊行きの列車は20:10発で連絡が2分しかなく、その次の21:07発だと戻りの列車が無く、帰ってこれなくなるからです。(といっても3km弱なので歩ける距離ではあるのですが)
やはり接続はとっているようで、無事に乗る事が出来ました。車内には私の他に乗客が2人。1人は常連のようで、運転手と時折会話を交わしています。
座席に腰をかけて一息ついたら、何の前触れも無く扉が締まり、なんともあっけなく紀州鉄道の小さな旅がはじまりました。

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'15.10.21
軽い衝動とともに走り出したレールバスは、少し加速したかと思うとすぐにノッチオフして惰性にうつります。そして少し速度が落ちてきたかと思うと再び加速、惰性を繰り返します。やがてカーブから直線に移り速度が乗ってきたかなぁと思うとブレーキがかかり、一つ目の駅「学門」に着きました。その先はそれ以上の速度を出す事は無く、走り出しては停車を繰り返し、気が付くと終点「西御坊」なのでした。
折り返しまでは25分あるので、駅の外に出てゆっくりと撮影します。暗いので三脚を据えてバルブするのですが、なんだか車体が揺れています!何故、無駄に動かさないでぇ〜〜と思いながらよく目を凝らしてみると、先ほど運転手と親しげに話していた男性と運転手の2人で車内の清掃をしているのでした。濡らしたモップで床を拭き、雑巾で網棚や手すりなどを拭いていきます。どうやら常連だと思っていた男性は乗客ではなく関係者だったようです。
やがて清掃も終わり、2人は駅の詰所に入って行きました。その様子からは車両が大切にされているのが伝わり、なんとも心温まる光景でした。
その後は再びレールバスに揺られて御坊に戻り、ホテルにチェックインして翌日に備えます。

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'15.10.22
紀州鉄道の始発は6時過ぎなので、それにあわせてホテルをチェックアウトします。
ホテルのすぐ近くに開けた場所があるのは事前に確認済み。構図を考えつつ太陽が昇るのをひたすら待つのですが、始発列車は暗くて没、2本目は朝らしい光線で満足に撮れました。

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'15.10.22
先ほどの写真の逆方向が本命だったのですが、建物の影が抜けるのが思った以上に遅く、ようやく畑の影が抜けるころには、1時間ほど経って時計は8時を回っていました。


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'15.10.22
その後はぶらぶらと線路沿いを西御坊方面に歩き、学門の手前の小さなガーター橋が良い雰囲気だったのでぱちり。撮りたかった写真は撮れたので、紀州鉄道の中心駅である紀伊御坊まで歩き、記念に切符などを買い込んで下り列車に乗車。西御坊を往復して御坊駅まで戻り、レールバスに別れを告げます。
まだ時刻は10時前。明日の仕事を考えると夜には東京へ戻らなくてはいけませんが、もう1ヶ所なら立ち寄る事が出来そうです。さて、どうしましょうか。(続く)
2015/10/24

紀州鉱山の残り香/湯ノ口温泉

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'15.10.21
桑名から「南紀1号」に乗って目指したのは熊野市駅。目的地は湯ノ口温泉へのアクセスのために保存運行されている、トロッコに乗るためです。
トロッコの起点である「瀞流荘」には、熊野市駅と阿田和駅から、それぞれ1日4往復の路線バスが運行されています。今回は特急の停車駅である熊野市からバスで向かいました。

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'15.10.21
行きはツアー客と乗り合わせて大混雑だったものの、着いてしまえば落ち着いたもので、ゆっくりと撮影する事が出来ました。
終点・湯ノ口温泉駅は谷の隙間に作られた乗降場で、紀州鉱山鉄道時代の「湯ノ口」停車場の場所がそのまま使われており、今でもなんとか往時の雰囲気を偲ぶことが出来ました。鉱山鉄道として現役だった頃の写真は「津島軽便堂写真館」(Top→紀州鉱山→湯ノ口)さんで見る事が出来ます。こうして当時の様子を見ると、やはりといいますか、今でも乗れるだけありがたいのですが、現役の時代に訪れてみたかったですね……。

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'15.10.21
単純な2軸の台車に車体が乗っただけの人車の乗り心地は、例えるならば「スーパーマーケットの手押し車でアスファルトの道を通る」感じで、大満足でした。基本的に復元されているものの、電灯は観光用のために付けたとどこかで読んだ記憶があります。先に紹介した当時の客車と見比べると窓まわりも違うようですが、この当たりは観光用に上手くアレンジされていると思います。

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'15.10.21
撮影と温泉入浴で楽しい時間はあっという間に過ぎ、慌ただしく14:30の便を見送って撤収となりました。
この列車が発車する少し前、「バテロコが何ボルトで走っているか」出来たら聞いて欲しいと頼まれていたので伺った所「2V×48=96V」で走っているそうです。意外に低い! 銘板の写真なども合わせてTwitterにアップしたところ、フォロワーである修羅さんが銘板の意味を調べて下さり、バテロコのバッテリーはこれまた意外な重機のものが流用されていることなども判明しました。このあたりは修羅さんが後日記事にまとめてくれるそうなので、更新を楽しみにしています。

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'15.10.21
列車を見送った後は再びバスで熊野市駅へ戻るのですが、新宮方面行きの列車まで時間があるので駅の手前で下車して逆方面の列車を撮る事に。キハ40が来れば……と思ったのですが、そんなに甘くは無かったです。これは紀勢線のニューフェイスでキハ25というらしいのですが、なんと車内はオールロングシート! 車両が新しくなっていくのは仕方ないと思いますが、ここまできて窓に背を向けて座らせるのはどうなんでしょう? 朝晩もそれほど混雑する路線とは思えませんが……。
この後は普通列車で新宮へ出る予定だったのですが、その先行列車である南紀5号が鹿との衝突で20分ほど遅れていたのと、新宮での接続時間、先ほど見送った普通列車からロングシートに座らされる可能性などを考え、結局、特急で新宮まで移動しました。新宮では「くろしお34号」に乗り継ぎ、御坊まで移動します。次回はいよいよ紀州鉄道のレールバスとご対面です。(続く)


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2015/10/23

北勢線のめがね橋を訪ねる


旅行初日に訪れたのは北勢線。お目当は言わずもがな「三重交通色」の連接車・200系。
以前は朝ラッシュ用だったらしいのですが、最近は全編成が共通の運用となり、昼夜を問わず走っているようです。ダイヤを調べると昼間の車両交換が前提となっているようで、こうなってしまうと事前に予想して訪れることは困難です。が、走ってなくても泣かない!と腹をくくって行ってみることに。
完全に出たとこ勝負でしたが幸運に恵まれ、かの有名な「めがね橋」を走る姿を捉えることができました。

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'15.10.20

その後はだんだんと太陽に霞がかかってきてしまったのですが、フォロワーさんからバッチリ決められた200系の写真とともに撮影地情報を頂いたので、せっかくだしと阿下喜方向へぶらぶら。
同じ場所で撮るのでは芸がないので、新たな風景を求めてさらに先まで歩くことに。上笠田駅跡を越え、員弁川を渡ると、その少し先にまるで模型のような小さなガーター橋が!斜陽とススキも相まって、なかなか良い雰囲気でした。

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'15.10.20

いよいよ日没も迫り、200系が戻って来る頃には光線もあまり期待出来ないことから、再び楚原方へ戻りその日の最後の走行写真を撮ることに。場所は、ねじり橋を見下ろす位置の道路橋。夕日へ向かって走る電車にはテールライトが似合います。

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'15.10.20

その日は阿下喜に泊まり、翌日は始発列車で再びめがね橋へ。朝陽に輝く200系を撮ったあとは足早に西桑名へ移動し、慌ただしくコンビニで朝食を買い込んで、特急「南紀1号」の乗客となりました。(続く)

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'15.10.21
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