2016/03/27

ちょっと懐かしいキット2題

更新が止まっててお察しの通り、モ4400はライトユニットで停滞中であります!
というわけで、少し趣向を変えて手軽なキットを2つほど組み立てて景気付け。

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一定以上の世代の方であれば模型屋で一度は見かけたことがあると思われる、ワールド工芸の初代テンダードライブモデルである流線形C55と、ディスプレイモデルの銚子のデキ3です。

このふたつのキットは私の所有物に非ず、上司からの預かりものだったりします。
冗談半分で「なにか1つくらいだったら組みますよ?」と言ったら本当に持ってきました、しかも2つ。
まぁ、冗談を差し引いて残った半分は本心だったので持ち込まれるのは構わないのですが、持ってくるなり「組むのがつらいから組んでくれるか?」と言ってくれれば良いのに「暇つぶしにどうよ?」と言われてしまいまして……どうしたものかと。

別に暇してるわけじゃないですからね……?

というわけで、皮肉もたっぷりな「暇潰し」クオリティですのでどうかご容赦を。
C55はナンバー未貼り付け、銀帯塗装省略。デキ3は窓セル省略。その他にも、自分用であれば加工するであろうバックプレートの追加や、ボイラーの滑走防止補重、テンダーのディテールアップ等々は一切行っていません。
とはいっても、ボイラー側走行装置ロッド類の調整や、脱脂や洗浄、綺麗な塗膜、ナンバープレートの磨き出し&トップコートなど、最低限の部分はしっかり押さえています。そこは基本ですからね!

個人的には、綺麗な銀帯を入れたらさぞかしカッコイイだろうなあーとは思うのですけどね。
あえて入れません!結構根に持ってます(笑)

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そういえば、初期のテンダードライブモデルは完成品でも走れば幸運だった。なんて話を小耳に挟んだことがあったのですが、しっかりボイラーが抵抗無く転がるように調整してあげれば、思ったよりちゃんと走ってくれました。
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2016/03/18

アートプロのモ4400を組む(9)

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ライトユニットの試作で難航中です!というわけで、平行して出来る部分を少しずつ進めて行っています。今回は運転台下の部品取付けです。

カプラー台座の他は、ステップとエアホースの部品以外は折り曲げてネジで留めるだけで形になります(上写真・左)が、他の部品も強度的に不安が残るので折り目にハンダを流して補強をしておいた方が良いかと思います。

今回は、上にライトユニットを乗せ、運転台のインテリアも作り込みたいことから、全てネジ止めで仮付けしたあとハンダを流して固定してしまいました。素組ならこれは必要ありません。(上写真・右)

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2両ともハンダ付けし終わり、車内側の面にはみ出している部分を平らに仕上げます。(左が仕上げ後)

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そろそろ飽きてきた妻板の仕上げも終わりました!反対側のロスト前面をつければ車体は完成したようなものなのですが、ライトユニット検討では固定していない前面があるとなにかと便利なので、まだ保留です。

(以下ぼやき)
車内は室内灯をつけるために、大きく開けられた動力台車の穴をなんとかして塞いで遮光する必要があるのですが、どうにもカバーが大きくなってしまい悩みどころです。また、カバー全体をプラ板の切り出しで作っているのですが、元来あまり器用ではないのでどうにも水平直角が出せず、イマイチ納得いっていません。もう少し足掻いて形になったらまとめます。
2016/03/13

アートプロのモ4400を組む(8)

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今回のモ4400、素組であれば塗装工程はすぐそこ!という所なのですが、折角なら少し手を加えたい所……。
ということで、今回手を加える箇所の覚え書きを箇条書きしておこうと思います。

・連接台車の集電化、及び全車引き通し。
このキットでは、中間の連接台車はまったくの付随台車で、集電化などは一切考慮されていません。
当然、引き通しもされていないため、3車体連接4台車あるにもかかわらず、集電は独立した2つの台車のみとなっています。これでは片方の台車が集電不良を起こしただけでも走行に支障を来しかねず、あまり望ましいと言えません。これの改善を目指します。

・電飾の組み込み
走ってなんぼの鉄道模型。ヘッドライトやテールライト、室内灯が灯っていれば楽しみも倍増です!先に上げた集電環境の改善が出来れば、4台車引き通しとなりこれを実現するにはうってつけと言えます。やらない手はありません。

・室内インテリア製作
室内灯が灯れば車内も目立ちます!そのままは避け、せめて座席と吊り革、車内の塗装くらいはやっておきたいものです。

・可動幌、ジャンパー線
連接車の醍醐味であります!納得の行くものが作れるか自信はありませんが、出来る限り足掻きたいと思います。
ふよふよと動く幌が実現出来たら最高ですね。

今の所は以上の追加工を考えています。そのために今は資料を集めたり材料を集めて、ああでもないこうでもないと試行錯誤しています。そんなわけで、少し更新速度が落ちる言い訳の報告でした。

2016/03/10

アートプロのモ4400を組む(7)

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今日もまた昨日に引き続き車体の組み立て、今回はアングルの取り付けです。
見ての通り、アングルまでもがエッチング抜きの板で構成されているこのキット、一見難しそうに思えますが……

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いざ切り出して、机に押し付けて「エイや!」と折り曲げるだけでも、いとも簡単に折り曲げることが出来ます。勿論、万力に挟めばより簡単に曲げられます。
穴の開いてる2面は山折して2枚重ねに、穴の開いていない一面は谷折で90度立ち上げます。(のり巻きのような感じ)

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折り曲げられたら、二枚重ねになっている方をクリップやピンセットでしっかり密着させつつ、断面からハンダを流して補強します。この際、アングルの内側の面はあとで削ることが出来なくなるので、マッハのキサゲ刷毛等を使ってしっかりキサゲておきます。あわせて、貫通している穴にM1.4のタップも切っておくと後が楽です。(私はすっかり忘れ、そのまま車体へ取付けてしまい、後から切りました)

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(注:ここから80Wのコテを使いました)
アングルの部品が完成したら、いよいよ車体への取り付けです。実際にあてがると良くわかるのですが、内板に開けられた穴にアングルの突起が綺麗にハマるため、位置決めで悩む必要は一切ありません。
側板の組み立て同様、アングルの側板に面する面をしっかり押さえつつ、真ん中から両端へ向かって、要所要所をハンダ付けしていきます。妻板にあまり近い箇所に熱を回し過ぎると、折角仕上げた車体の角に穴が開くので要注意です!

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しっかりとアングルを付けたら、確認も込めてはみ出したハンダをキサゲ刷毛でガシガシ落とします。どうせ内側ですから、多少傷が付いても構いません。

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これでアングルの取付けは完了です。

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最後に、車体の下端に残ったゲートを、平らな場所に置いた#320のペーパーで仕上げます。
これで、車体に関するハンダ付け作業は終わりです。
(屋根板が残っていますが、これはハンダではなくエポキシ系接着剤で良いと思います。)
2016/03/09

アートプロのモ4400を組む(6)

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昨日に引き続き、進められる部分を進めます。
ということで、中間車の車体組立です。先頭車の時は側板のハンダ付けが中心で、妻板については仕上がり写真のみで済ませてしまったので、今回は妻板を中心にまとめます。

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先ずは妻板を切り出して、内張りを外板と貼り合わせます。

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とりあえずハメてみます。側板の内張りが若干引っ込んでいるので、ぴったりとハマって位置が決まります。この時点で屋根のRと妻板のRがあまりにも違う場合は妻板を削って調整しますが、今回は必要ありませんでした。

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ここからは自己流です。綺麗に仕上げるなら裏からのハンダ付けが本来の道筋なので、真似はあまりおすすめしません(笑)
私は、表側から見たときにズレると嫌なので、表側を見つつ表からハンダの点付けで仮止めしてしまいます。最初は屋根の頂点からはじめて、肩、裾、と仮付けします。

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ズレていなければ本付けです!屋根の頂点〜肩、肩〜側板中心、側板中心〜裾、と、全体には熱が回らないように区間区間でハンダを流して行きます。

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裏から見て、角からハンダがしみ出してきていればOKです。

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表から流したので、当然表側に多くハンダが残っています。これを処理するのに、ハンダ吸収線などを使うと、角を丸めた時に穴が開いてしまう可能性があるので、切れ味が落ち、いくら目詰まりしても構わない平棒ヤスリで大まかにハンダを削り取り(このとき、真鍮の露出している部分は傷つけないように留意する)、#600のペーパーでひたすら平らにします。

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全体的にヤスリ痕が付く程度に平らに出来たら、いよいよ角の丸めです。今度は切れ味の良い平某ヤスリで角を落として行きます。まずは妻板に対して45度で角を落とし、適当な所で丸くなるよう滑らかに均して行きます。こればかりはこれと言った基準が無く、完全にその人任せなのでセンスが問われますね!

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ある程度、丸まったら、再び#600のペーパーをちぎってきてヤスリの痕を消して行きます。

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全体的に同じ粗さになると、歪んでいたり、丸まっていない部分がわかりやすくなります。
今回は、向かって右の肩が若干怒り肩で、屋根左半分が少し角張っていたので、再び平棒やすりとペーパーで修正を重ねます。言うまでもなく1度削りすぎてしまうとやり直しはきかないので、くれぐれも慎重に!

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修正完了です!まだ少し左右で違いがあるような気もしますが、これ以上削ると取り返しがつかなくなりそうだったのでほどほどで妥協します。(左側板が太いのは写真写りの関係で光っているだけです、念のため)

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そうしたら、仕上げに#800のペーパーで一通り磨いたあと、例のスポンジやすりの登場です!3Mの商品で、私は1.5cm角ほどの大きさに切って使っています。この他にも2種類粗さがあり、ペーパーに較べると少々お高いですが、使ってみるとなかなか便利です。

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スポンジやすりで磨き終わった所です。研磨剤とはいってもそれなりに荒いので、若干の線の乱れや傷であれば、これで強く擦ると嘘のように綺麗になります。また、#800~1000相当とは書かれていますが、ペーパーのそれに較べると角が丸いため、若干ですが鏡面仕上げになります。

これで妻板の仕上げは完了です!自分の手で作ったRを指で撫でてうっとり……してるのは僕だけですね、はい。
無事に記事も書けたので、今宵は頑張って反対側の妻板も付けます。
2016/03/09

アートプロのモ4400を組む(5)

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連接台車周りは取り寄せ素材の到着待ちで一旦おやすみ。
今回はパンタを作ります。

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まず必要な部品を切り出して、折り曲げるべき箇所を折り曲げて組み立て準備完了の図です。
説明書は写真1枚と少しの解説のみで、正直に言って「わかりづらい!」です。ただ、問題無く組み立てられてる方がネットで調べる限り多いようなので、自分の読解力が足りなかったのかもしれません。そして・・・

「 こ の 時 点 で 重 大 な ミ ス を お か し て い ま す 」

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まずは舟体と台枠です。舟体はエッチングパターンの都合なのか、摺動板から余計なツノが2本あるので切り取って平滑に仕上げます。鉤がかかる棒(φ0.4真鍮線)は説明書の指示通り8mmに仕上げてから付けると楽です。
台枠には、車体との固定用にブッシュ(動力組立時の小ギヤ軸と同じ部品)と、カギを固定します。ブッシュは上から、カギは下からスリットに差し込む格好になります。

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次に下枠を台枠に嵌めるのですが、ここで間違いに気付きます。

下枠の台枠側にはツノが4本あるのですが、最初はこの意味がさっぱり分かりませんでした。
嵌めてみれば簡単な話で、中央の長い2本がパンタの高さ調整、両端の短い2本がバネのかかる爪になるのです。
つまり、1枚目の時点で直角に曲げているのは実に「 ま ず い 」のです。というのも、この部分は曲げやすいようにエッチングで溝が掘られているため、1度曲げてから戻すと非常に 折 れ や す く なってしまうのです。(そしてこの後、案の定折りました!)

結論としてポイントをまとめると

・角度調整部分は組立前は曲げないでおく(バネを引っ掛ける爪は組立前に曲げておく)
・舟体と上枠(2つ)はあらかじめ組み立てておく(上枠を嵌めたら「コ」の字の部分をかしめればバラけない)
・下枠を2つとも台枠に組み付けたら、上枠が嵌められる高さまで、左右とも「同じ角度で」「少しずつ」曲げていく。
・上枠と下枠が接続できたら上昇バネを組み込む。
・自分の好みの高さまで上がるよう、角度調整部分を曲げる。
・角度が決まったら少量のハンダで当該部分を補強する。

その際、もし菱形が崩れていたら、バネの引っかかる位置が原因なので、左右で同じ場所にかかるように調整すれば修正できると思います。私は、折れた部分の補強で爪の根元が埋まり、バネの引っかかり位置が中途半端になってしまったため、最後に少量のハンダでバネとツメを固定してしまいました。

ちなみに折れた部分ですが、折れてしまったものは仕方ないので、根元の部品を万力で加え、枠部分を手で支えつつMサイズの粒ハンダでハンダ付けしてなんとか凌ぎました。少々強度に不安は残りますが、丸線をハンダで組み立てた製品があるくらいですから、おそらく大丈夫でしょう。

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そこまで出来たら、車体に仮止めしながら、碍子と一体のパンタ台をエポキシで接着します。
車体との固定ビスはM1.4×4が指定されていますが、部品表にこの長さのビスは無く、試しに指定のビスで留めたら長過ぎたので、M1.4×2(ないしは1.4.×3)の間違いかと思います。

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しかしこのパンタ、私の組み方のせいかもわかりませんが、畳んだ格好が随分不細工です orz
下枠が長過ぎるのか、上枠が短すぎるのか……。上枠はただの「Z」字なので、気になる方は真鍮線で作り直してしまうのもアリかもしれません。もっとも、それをすると板である下枠とのギャップが如何ともし難く、元の部品は舟体だけ、なんてことになってしまうかもしれません。とりあえず、上げてしまえば違和感は無いので私は気にせずそのままにしようと思います。
2016/03/07

アートプロのモ4400を組む(4)

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今回は車体です!
記事にするほどでもない内容かもしれませんが、最近贔屓にしてるツールの紹介も兼ねてちょっぴり丁寧にまとめようと思います。

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その贔屓にしてるツールは、これまでもたびたび名前を出していたIMONの粒ハンダです!
今回使ったのは5種類あるうちの、大きい方から2番目「L」サイズ。

まずは流し穴にフラックスを塗り、ピンセット(ステンレス製が良いでしょう)で粒ハンダを1つおきます。

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ハンダごて(今回は80Wを使いました)をあてて穴全体にハンダが広がったらハンダごてを離して一箇所終了。

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中央から外側へ同じ要領でどんどん付けていきます。内張りの屋根側には流し穴がありませんが、ドア上部は隙間が出来てしまうので少し離れた場所を同じようにハンダ付け。

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なぜ少し離すかというと、表からこのように見たとき、ドアと側板の隙間が不均一に埋まることを防ぐためです。ここに一度ハンダが流れてしまうと、キサゲ(除去)は困難を極め、だからと言って全体を埋めようとすると、板厚が薄い製品は全体が歪む危険性があり、なかなかどうして手に負えなくなってしまうからです。

ただ、どうしても避けられない箇所もあるので、そのようなときは流しすぎないように最小限のハンダしかつけないように心がけます。そんな時も、粒ハンダは威力を発揮します。(今回は運転台直後の客扉がそうでした)

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ひと通り付け終わったら、仕上げに裾からも流しておきます。これは、ワールド工芸製品の特徴として、外張りと内張りが折り返しで処理されているからで、折り返しをつなぐブリッジを削り取ると、それまでは繋がっていた箇所が分離し、何かの拍子に引っ掛けると、その板厚の薄さゆえにめくれ上がってしまうことがあるためです。

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全て付け終えたら、粗めのペーパーで良いので(ここでは#320を使いました)流し穴周辺を中心に、内側を平滑にします。これは妻板をつけてしまうと途端にやり辛くなるからで、はみ出したハンダの量が多い場合は吸い取り線を併用すると楽に作業が進みます。

裏側ゆえに一見無駄に思えるこの作業、後ほど床板固定用のアングルを付ける際にアングルが浮いてしまうことを防ぐのが目的なので、決して無駄ではありません。もともとは車内を作り込むために綺麗に仕上げたら、あとでアングルを付ける段になって「キサゲておいて良かったぁ……」と胸をなでおろしたわけでは決してありません!

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車体組み立て最大の山場、前面の取り付けです。
ロスト一体だと断面が車体と合わず悲惨なことが少なくありませんが、流石は完成品の量産に慣れたメーカーだけあって、ほぼ、全くと言っていいほど修正は必要ありませんでした。バリだけとって少し削りこんで、はめて車体裾部だけ仮付けしたのが上の写真です。

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良さそうであれば、屋根からハンダを多めに盛りつつ本付けします。屋根は外から、側板は内側から流しました。今回は合いが良かったので#320と#600のペーパーでほとんど削って仕上げてしまいました。ハンダ付けに自信がなければ、ハンダ付けは固定するだけにとどめて、最後にパテで仕上げても良いと思います。ペーパーの他に、スポンジヤスリを併用したことを付記しておきます。

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妻板はエッチング抜きですが、こちらも合いは素晴らしいので表からハンダを流し、ペーパーで仕上げました。角は板厚分まるめるので、ここのみ平棒ヤスリで角を落とし、最後はペーパーとスポンジヤスリで仕上げました。(詳しくは(6)で)

最後は、写真を撮り忘れてしまいましたがアングルです。なんと、この製品ではアングルもエッチング抜きを折り曲げて作る構成で、L字の下辺のみ2枚重ねになる構成で、折り曲げると角に4箇所ほど位置決めのポッチが飛び出し、車体内張りの溝にピッタリはまって確実に位置決めができる素晴らしい設計になっています。

アングルもハンダで固定するのですが、熱が回って伸びて歪むのが怖かったので、中央と両端を固定するに止めました。窓越しに上から覗いて、アングルと車体の隙間にハンダが回っていれば、おそらく強度的には大丈夫かと思います。(詳しくは(7)で)
2016/03/07

アートプロのモ4400を組む(3)

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今回は連接台車です。
ロスト一体で出来た台車枠に軸受けをハンダ付けします。全部で4組作りますが、うち2組は軸受けと台車枠の間にエッチングのワッシャを挟むことを忘れないようにしましょう。(忘れて2組やり直しました!)

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ボルスタはエッチング抜きの部品3つを組み合わせて作ります。例によって山折谷折の指示は無く、写真を参考に自分で考える必要がありました。ここも、連結器の台座と同じく、しっかりとハンダを流しておきます。

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それと平行して、残りの床下機器の取り付けを行いました。
使ったのは30分硬化タイプの2液混合型エポキシ接着剤で、すこしはみ出す位の量を目安にすると、あとで「ポロッと」落ちる危険性が低くなります。
30分タイプだと硬化までは時間があるので、多少の歪みは気にせずどんどん付けていき、全て付け終わってから垂直平行を調整して乾燥させると、作業が効率的です。

連接台車はこれで完成ではないのですが、全体の組み付けを確認したいので、次回は車体に取りかかります。
2016/03/06

アートプロのモ4400を組む(2)

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今回はちゃんとこまめに更新します!というわけで、動力台車の組立です。

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まずは軸受け部の塗装を綿棒とカラープライマーの専用うすめ液を使って剥がします。
前回、モーターの配線以外は大丈夫と書いてしまいましたが、よく構造を確かめるとモーター座への給電は板同士の接触面を頼っていることに気がついたので今のうちに剥がします。

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剥がし終わったらギヤの組み付けなのですが、1ヶ所目はうっかり大事なことをやり忘れました!小ギヤ軸の端面にバリが残っていることが分かるでしょうか?これが残っていると引っかかってしまってアウトです。この後、一旦バラしてヤスってから組み直しました。

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説明書の通り組み付けたら、あっという間に完成です。モーターは床板に固定してから付ける構造なのでまだ付けません。この時点で、引っかかりが無くスムーズに回転するか良くチェックしておかないと、ワールドの動力はあとで泣きを見ることになります!このキットに関しては、一切軸受けを弄らなくてもストレス無く回転しました。軸受けは集電も兼ねているため、あまり緩いと接触が悪くなって走りに影響するので注意が必要です。

車軸に入れた「SW」部品は絶縁側のフレームの外側に持ってきました。説明書では何故か「H1-7」という部品名の注釈になっているのですが、この部品は台車と床板の固定に使うはずなので、おそらく誤植でしょう。

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続いて床板の製作です。
これもまた180度折り返して二枚重ねで強度を出す構造になっているので、ハンダで貼り合わせてよく補強しておきます。私は不安だったので流し穴の他に端面からも流し込みましたが、もしかしたら不要かもしれません。また、いつもは40Wのコテで組んでいるのですが、流石に熱量が足りず、80Wのコテを久々に引っぱり出してきました。

貼り合わせが終わったら、部品を付ける前に、ハンダ吸収線やキサゲ・600番程度のペーパー等を使って平坦に仕上げます。これは、後ほど車内を作り込みたいからで、そのつもりが無ければ車体側の固定アングルに当たる部分だけキサゲておけば充分かと思います。

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その後は、真鍮製の床下部品をハンダ付け。連結器の台座もこの時点でハンダ付けしました。ダミーとは言え、出っ張っている連結器は何かと力のかかることの多い場所なので、他よりも多めにハンダを流しておきます。

これ以外の床下機器はホワイトメタル製で、運転台下の部品は後からネジ止め出来るので後回し。

次回は、最初の山場、連接台車周りの組立です。

2016/03/05

アートプロのモ4400を組む(1)

PA200559 のコピー

ついに1ヶ月未更新の公告が出てしまいました!
というわけで、慌てて更新です(笑)

先月も工作はしていたのですが(ツイッターでは時折アップしています)、あとでまとめれば……と思っていたらこのありさまで、その模型に関してまとめて欲しい向きもあるかもしれませんが、少し思うところが出来たので、機を改めさせて頂ければと思います。

そして本題。
三重交通モ4400形、近鉄ナローの連接車モ200としての方が通りの良いこの電車。古くは乗工社より発売されており、数年前にアートプロからも発売されました。前者は近鉄時代のみであったのに対し、後者は近鉄時代と三重交通時代の二段構え、発売には30年以上の開きがあり、値段も3倍……。
現在ではどちらの製品も入手は困難なので少し忍びなくはあるのですが、折角なので仔細にまとめていこうと思います。全体的な構成は基本的に最近のワールド工芸と同様なので、これから同社のキットを組む方の参考になれば幸いです。

説明書に従い、まずは動力装置から組み立てます。
ワールド工芸の動力の中でも、「フレームが洋白」「車輪が着脱可能」になっている仕様です。

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説明書1ページ目で「折り目は筋が内側になる谷折」が基本で、山折の場所は別途記載と書いてあるものの、動力台車のフレームは強度を出すために重ねる部分が多々あり、山折の箇所のが大いにも関わらずその記載が一切ないのは初心者に優しくありません。重ねた部分はどうしても浮いてしまうので、ハンダで浮かないように補強します。全体の貼り合わせはハンダの流し穴があるので利用するのですが、それでも少しは出っ張ってしまうので塗装する前にしっかり平坦になるようキサゲておくと後が楽です。

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キサゲが終わったら洗浄して塗装します。今回も使ったのは「いさみやのカラープライマー」で、マスキングはモーターの端子への配線になる部分のみ行いました。車軸受は後ほど塗装を剥がしますが、それ以外の通電されるべき場所は、組付けでビスが通るため、タップを切る際に同時に塗料も剥がれるので問題は無いはずです。

【追記】モーター座が面する部分はマスキングが必要でした!場所は次回の記事を参照してください。

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平行して動輪の圧入を行いました。特筆すべき点は特になく、今回は車輪が後嵌め出来るので1軸ずつ確実に組み立てられます。その際にワッシャ(部品名:SW)を挟む指示があるのですが、同じ袋には入っておらず、何故か屋根板の入っている袋に同封されていました。

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次回は塗装を剥がしてギヤ等の組付けを行います。

つづきは→こちら