2016/10/29

トーマモデルワークスのコッペル・頸城鉄道2号機を製糖工場風に仕上げた話

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軽便祭お疲れ様でした!(今更すぎる挨拶)

さて、軽便祭での展示も無事に(?)終え、その雑感をまとめようと思っているうちに10月がもう終わりそうです⁈ 本当は「見る人を意識した作品を作りたいな!」「もっと鉄道模型工作派モデラー増やすためにも!」みたいな記事を書こうと思ったのですが、どうも説教くさい上に、お前はそういう作品を作れもしないのに何様のつもりだよ!という感が拭いきれないのでこれはいつかの機会に譲り、今回も車輌工作の話題です。

今回のキットは題名から分かる通りトーマモデルワークスのコッペル・頸城鉄道2号機です。

かつて「くびき野」を駆け抜け、その後は埼玉の遊園地で奇跡の復活を遂げたアラン式Cコッペルの人気は高く、その本格的なHOナローのモデルは長らく乗工社の完成品のみでプレミアも付いており、もちろん手は出せませんでした。そこに彗星の如く登場したのがこの製品です。価格も本格的な蒸気のモデルとしては控えめで、組みやすさには定評のあるトーマモデルワークスの製品です。一も二もなく飛びついたのは言うまでもありません。

しかし、カシメの必要な弁装置をはじめ、一筋縄ではいかなさそうな雰囲気もあり、失敗がこわくなかなか手をつけられなかったのですが、コンさんのコッペルを作った勢いで、この流れならイケる!と着手に至ったのでした。

途中で少しばかり寄り道をしたため間が開いていますが、概ねすんなりと行った組立の顛末は例によってこちら(→ トーマモデルワークスの頸城鉄道コッペル2号機を組む【完成】)をご覧ください。

先に述べた通り、コッペルの中では「超」がつくほど有名なこの機関車。もちろん素晴らしい作例が先にあり、その真似をしても面白く無いなぁと思うのが正直なところ。そこで!今回は敢えて頸城から離れ、東南アジアの方へ行ってもらうことにしました。東南アジアには製糖工場の専用線がいまなお存在し、数を減らしながらもSLだってまだ現役!むろん、カラー写真が多く公開されており、資料に困ることはありません。それをモチーフに化けさせようというワケです。

専用線というのは、日本のものでも多くの謎が存在します。海外ともなればそれは尚更で、実在するとは言ってもそこはもうフリーランスの世界です。ここ20年くらいはまだしも、このようなコッペルが活躍していたかもしれない50〜60年前ともなれば未知の世界に他なりません!尤も、その時代にこのようなカラフルな色に塗られていたのかは少々疑問ですが、それっぽく見えれば良いだろうという、大らかな気持ちで楽しむことにしました。

そうして出来上がったのがこの機関車です。どうでしょう……東南アジアにいそうな雰囲気に仕上がっているでしょうか?拡大するとデッキと床板に隙間が開いていのが分かってしまいお恥ずかしい。あとで直します。SLの模型で有名なK御大はカラフルな仕上げが信条と仰っていましたが、その気持ちがちょっと理解出来た気がします。今までは黒一色が信条でしたが、いざやってみたら、なんとも楽しいではありませんか!なんでもやってみるものだと反省しました。ただ、今回はモチーフに合わせて埃っぽいウェザリングを施しているので、その点ではやはり好みが異なると言えましょう。私は、愛され使い込まれた機械がこの上なく好きなのです。汚れは現役であることの勲章だと考えます。まだまだそれを表現するには至っていませんが、いつかはそんな表現だと自信を持って言える仕上げを目指したいですね。(つまり錆び錆びの廃車体が動くのは好みではありません。ストラクチャーなら話は別ですが……)ナンバーはキットに付属のものをそのまま使用し「No.2」としています。これにはちゃんとした狙いがあります。そう、2号機が居るからには1号機もちゃんと居るのです。頭の中にネ!

というわけで、現在はこの何処かの製糖工場の1号機を鋭意製作中です。B型サイドタンクのかわいいアイツです。そうそう、製糖工場の機関車を作ると言ったら、父が「だったら地面を作っても良いなぁ」と張り切り、そちらも現在進行形で製作中です。

来月末、遅くとも再来月のはじめには合わせて公開出来ると思います。お楽しみに!

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2016/10/05

ワールド工芸の協三10t貨車移動機を組む

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なんと!本日でブログ開設1周年!
1番最初の記事は去年の軽便祭のレポートだったので何だか変な感じですね。今年の軽便祭は次の日曜日!開催概要はこちらです。予定の空いている方は是非に!奥深いnarrowの世界が貴方を待っています。

とまぁ私のイチ押しジャンルの宣伝はこれくらいにして、ナローとは全く関係ない貨車移動機の話題です。
製作過程は例によって「ワールド工芸の協三10t貨車移動機の組立」にまとめたので、こちらをご参照ください。
個人的な感想としては案外手間のかかるキットといいますか、部品の合い「は」良いキットといった感じです。初めて手を出すという方にはオススメしません。
先のリンク先を見れば分かりますが、フライホイールを追加したりキャブインテリアを作り込んだこともあって、完成まで延べ11日かかりました。慣れている方なら塗装も含め2日もあれば作れると思います。

長いボンネット側の表情に惹かれて購入したのですが、この移動機の前位は短いボンネット側で、除雪用ロータリーヘッドの装着するのが前提の型式なんだそうです。ゆえに北陸・山陰地方への配置が多く、その中の1両は幸運にも個人に引き取られ、埼玉県某所にてその姿を拝むことができます。その方はレストア記録も公開されており、キャブインテリアや排気管の製作に際しては大変参考にさせていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。

さて、私のようなスケール派(?)モデラーとなりますと、やはり気になるのは実車がどのように運用されていたかであります。このタイプの移動機の近年の姿をみると例外なくロータリーヘッドを装着している様子。キャブインテリアを作り込むにつけ、車内のレイアウトを調べてみれば椅子も前位で固定されており、前後進を頻繁に切り替える貨車移動機としての使い勝手はすこぶる悪そう……常時ロータリーヘッドを装着していたのも納得です。
実物が単体で使われていないんじゃ盛り上がりに欠けるなぁ〜なんてぼやいていたら、僅かですがロータリーヘッドを外して使用されていた例もあるとある御仁に教授してもらい、再奮起してなんとか完成させることが出来ました。

若干模型とは異なる部分もあるのですが、数多ある貨車移動機のことですからイメージを膨らませるには充分!というわけで、惜しまずにご紹介したいと思います。

五所川原駅のスイッチャー - 東北地方の鉄道写真のブログ -

1982年3月27日 山陰・四国乗りあるき②(加悦鉄道編)
→トップページはこちら!「1980年代国鉄撮影日記

ご覧いただけましたでしょうか?
私がなぜ赤く塗ったのか、もうお分かりですね!見慣れた半キャブも良いですが、こうしてみればセミセンターの貨車移動機もなかなか魅力的ですよね。見比べれば分かる通り実車と異なる部分も多いセミフリーランスですが、そうと言わなければ気付く人はごくわずかと思われます。絵画的なフリーランスとはちょっと異なりますが、実物に囚われるのは程々に楽しく作るのも重要だなぁと最近よく思います。前回の記事で紹介したコッペルもそうです。1/1にした時は走れるようなディテールを再現しつつ、全く同じ形の実車は存在しないセミフリーランスなのです。

思い返すと心残りはありますが、この形の移動機の模型の中では五指に入る格好良さに仕上げられたと自負しています。
願わくば、この作例を見て「俺も作ってみよう!」というモデラーが1人でもいてくれたらそんなに嬉しいことはありません。売れなければ次は無いかもしれないのです!みんな買ってネ☆

ところで、前回の記事の最後に書いた自動往復パイク。行き詰まり浮気した結果がこれです。2日のつもりが11日……言うまでもなく絶望的な状況です。明日から祭のプレイベントまでは完全フリーなので、およそ丸2日でどこまで作れるか!追い込まれないと手を動かさない悪い癖全開でお恥ずかしい限り。そういえば夏休みが終わっても夏休みの宿題に追われてたっけ……。ともかく、今度こそ次の更新は軽便祭のレポートになります。お楽しみに?

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