2017/01/30

トーマモデルワークスの谷村鉄工所タイプGLを組む

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新年明けまして、もう一ヶ月経とうとしている事実に愕然と……しているのはさておき、今年最初の記事はトーマモデルワークスの記念碑的な製品である、谷村式機関車のリニューアル製品です。

谷村鉄工所はかつて四国に存在し、魚梁瀬を筆頭に、四国の森林鉄道の機関車を製造していた会社であることは、ご存知の方も多いと思います。しかし、いざ模型を作ろうとすると、そのあまりのバリエーションの多さに驚くと同時に、手を加えようとすると、どうしたら良いんだろう……と悩み、手が止まるのでは無いでしょうか。どんなバリエーションがあるのか気になった方は、RMライブラリー「魚梁瀬森林鉄道」に目を通すことをオススメします。機関車の資料としてだけでなく、当時の空気が伝わる情景写真も多く見応えたっぷりです!

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話を戻して、そのRMライブラリーやフォロワーさんから頂いた画像、検索して見つけた画像を色々と見比べて、最小公倍数というか最大公約数というか、とりあえず「この部分はこの機関車!」と言えるだけのディテールを拾い集め、最大限の手抜きチョイスをして完成させたのが、この谷村です。

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追加工した箇所で1番目立つのは、このリアでしょう。元の部品は使わず、真鍮板とペアーハンズの東武アンテナ、コード40のレールを付けた部品を主に、φ0.3の洋白線で手すりを付けたりしてまとめました。これの元となった写真はRMLの表紙をめくった1ページ目にあります。蛇足ですが、ヘッドライトがオフセットしているのは代燃装置の炉を避けたためだと思われます。

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その他の言い訳と加工箇所・使用部品については、ざっとまとめると以下の通り。
・ロッドは丸棒タイプが圧倒的多数を占めるが普通の平棒タイプも存在していた(こちらを参照)ので製品のまま。
・プレート動輪の写真が見つけられなかったので、K氏の30HPコッペルの部品を使用。ロッドピン、連結器も同様にK氏の特製品(分けて頂きありがとうございました!)
・板っぽさを消すため、ホゾ組部分や端梁・床板を中心に加工。ステップは実車をみるとほとんどの場合付いていなかったようなので省略。
・ヘッドライトは良い市販部品が無かったためワールド工芸の分売部品を使用。本体が1つ300円、レンズは100円。サービスセンターに問い合わせれば買うことができます。
・ドアに関しては床板側に下部ドアレールを新設。
・塗装に関しては、RMLではダークブラウン、モデルワーゲンの野村組の製品紹介によれば濃いオレンジとあるので、退色したyoutubeのカラー映像も参考にしつつ、モデルワーゲン(西氏?)説の濃いオレンジを目指してMr.カラーのオレンジをベースに、極少量のブラウンとレッドを足した調色塗料で塗装。実際は錆止めに近い色だったのかもしれませんが、錆止め塗装ではあんまりなので模型的見栄えを優先しました。動輪、台枠が黒いのも同様の理由で、実車は車体色であったと思われる写真が多く残っていることも付記しておきます。

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そんな感じで完成した谷村ですが、如何でしょうか? 木製の部分の塗装にはまだ改良の余地ありといった感じですが、そこそこ上手くまとめられたと思います。代燃装置も載せたいよね……と思う方はきっと多くいるでしょうから、誰かが発表してくれるのを期待しています。というのも、あくまで私が個人的に模型を製作する上で大事にしているのが「ディテールの意味を理解する」という事で、言い換えれば1/1にしたとき走るような外見でありたい訳です。となれば当然、実物の構造を理解していないといけないわけで、そのためには木炭を用いた代用燃料装置を理解しないといけないわけですが、今のところ全く知識が追いついていません。あの一見スチームパンクにも通じる外観はとても魅力的なのですが、手がけるのはまだ先のことになりそうです。

最後におまけとして、これの前に組んだ素組の谷村の写真も貼っておきます。手を加えなくてもプロポーションが良いので十分に格好良いことが伝わると思います。谷村鉄工所GL、あなたならどう料理しますか?

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