2015/12/01

晩秋の大井川鐵道を訪ねる(後編)

いよいよ最終回です。
寸又峡で朝を迎え、森林鉄道の忘れ形見を訪ねてから先ず向かったのは川根両国の車庫でした。お目当てはもちろん、かのDBであります。あの入換え機そのものといった風貌の機関車はぜひともこの目で見ておきたい。そう思ったのですが、前日は庫外に出されて居たのですが、土曜日であるからか庫内にしっかり仕舞われ、詰所で見学を申し入れるもあっさり断られ、願いは果たせませんでした。15年前は入れてくれたような記憶があるのですが、やはり勝手が違うようで、すこし寂しく思いますがダメなものは仕方ありません。

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'15.11.28
それでも、早朝の山間の構内は空気も澄み、出庫を待つ機関車がアイドリングを響かせる様子はそれだけで絵になり、この光景が見れただけでも幸せを感じられたのが救いでした。

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'15.11.28
朝の川根両国を見終えて次に向かったのは笹間渡の橋梁です。思いのほか時間が無く、構えて間もなく汽笛が聞こえ、直感で場所を定めてシャッターをきっただけあって微妙な1枚に……。風向きも良くなく、すこし残念な感じです。この後は2本目のSLも同じ場所で撮ったのですが、こちらは客車がトーマス客車でまたも微妙な感じに……。やはりSLを撮るのは難しいですね。

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'15.11.28
川根温泉の道の駅で昼食を食べた後は、初日の日没前後に訪れた大和田の集落に向かいました。本命のはずのSL列車は構図取りで引きすぎてイマイチまとまらず……その後続の急行電車の方が綺麗に撮れたのでこちらをペタリ。

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その後は抜里駅手前の大カーブへ向かいました。大井川鐵道の沿線では数少ない開けた茶畑のある場所なのですが、扇風機が乱立していて綺麗に納まる場所は限られることゆえ、SLの到着直前はなかなかの人数が同じ場所でカメラを構える事となりました。もとは望遠の立て構図の予定が、鉄橋付近におじさまが1人闖入してきたため、引きで撮らざるをえず、側面まで光が回らずなんとも消化不良な感じに……。2本目はトーマス客車、3本目まで待つほど撮影意欲があるわけでもないのであっさり退散。

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振り向き様の1枚。力を入れてないついでの1枚の方が良い写真のような気がして、よくよく考えると気持ちが暗くなるのであまり気にしない事にします。

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その後はこの旅の締めくくりとして、新金谷の駅から伸びる側線を訪れました。
実は、私が大井川で1番好きな電車はこの車両で、念願の対面でした。どう見てももう二度と自走することの無い姿なのが残念ですが、この目で見れただけでも幸せなのかもしれません。

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反対側を見れば、高い草に覆われて近づく事すら困難になった納涼電車。

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本当の最後は新金谷駅。夕陽に輝くC12、現在は諸事情で走れないようですが、いつかまた走れると良いですね。
新金谷でここまでお世話になったM氏と別れ、電車で帰途に就きました。

余談ですが、この旅行、特に、この3日目の行程は、自家用車無しではなし得なく、電車に頼ると実現出来ないものです。それを嘆いていたら、だったら乗ってく?と声をかけて頂いたのが今回の旅行のきっかけに他ならず、感謝の念に耐えません。

日頃は「車なんか使って、客が乗らなきゃ鉄道の先は無いのに」なんて言ったり思ったりしているのですが、今回ばかりは車のありがたみを実感しました。乗らないのに切符を買おうと思う人は少ないでしょうし、かといって土産物ばかりでは利益も少なさそうですし、例えば、心ばかりの記念品をつけた1000円くらいの撮影手形のようなものを売ってくれれば、幾らかでも利益に貢献しやすくなるのではないかなぁ、なんて思いました。車移動で沿線を撮影するならなるべく買って欲しいと言えば、無視出来る人は多く無いと信じたいものです。
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