2016/01/16

現代のグリ完をいじる〜東武6050形〜

エコノミーキットこそがGM!とは思うものの、完成品でも出来がよければ欲しくなるのが人情というもので……。

今回手に入れたのは、他でも無いGMの完成品。モノは東武の6050系で、品番にすると基本セットが<4560>、増結セットが<4563>。

基本セットのケースは4両ぴったりしか入らないし、増結に至っては粗末にもほどがあるビデオケース。クーラーのモールドは浅く、しかも未塗装。行き先も車番も印刷済みで選べず、側面の行き先は別売りのシールで対応。そのシールは4両分で1枚1300円(6両なら2枚必須)

とまぁ、不満を上げればキリが無いものの、それを補って余りある的確な印象把握、綺麗な塗装、アクリルにも引けを取らない透明度の窓ガラス。実際に手にするまでは、漠然と、数ある製品の中で一番値段が高く、その分かはさておき仕上がりの良い製品という認識だったのですが、なるほど値段相応の出来の良さです。

こういう製品は気になる部分にちょっと手を加えれば見違えるものですから、買った熱が冷めて棚の肥やしになる前に手をつけようという魂胆です。

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まずは完成写真をば。工期は10日ほどで、思ったよりもかかってしまいました。加工、というよりもほとんどが塗装なのですが、それもほとんどが2番煎じなので軽い紹介に止めましょう。

まず、今回大いに参考にさせて頂いたのがこちらの記事です。クーラーや幌の色に関してはこちらを見ていただくとして、それ以外の部分を列挙すると以下の通り。

・無線アンテナはねずみ色1号(ガイア)で塗装
・避雷器に加え、パンタ強制上昇装置(ペアーハンズ)を取付。共に塗装は「灰色9号(GM)」
・パンタは黒サフの上にシルバー(Mr.カラー)を塗装
・クーラーの金網にタミヤの墨入れブラックで墨入れ
・床下機器はダークグレー(GM)で塗装
・先頭に立つクハの幌のみトレジャータウン製に交換
・幌の塗装はエアブラシで行い、グレーの部分は後からねずみ色1号(ガイア)で塗装
・貫通扉の窓にボナファイデのアクリル窓を取付
・実車の出場時期に合わせてウェザリング(床下はハンブロール#62・屋根はジャーマングレー(Mr.カラー)とパンタ周辺のみ黄サビ(ガイア)を混ぜて塗装)

この通り、大したことはしていないので、今回は最後のウェザリングを重点的にまとめておきたいと思います。

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まずは今回のプロトタイプについて。車番は印刷済みなので、製作する時期を定めてこちらで調べ、出場時期からどれくらい経った状態にすれば良いのかを特定しました。

私が作りたいのは「快速」幕が赤文字の時代で、1編成は出場して間もない状態にしたいことと、妻板の帯塗装が省略されていることから、必然的に2004年6月〜に絞られました。そうして定められた経年が次の通り。

6157F 2004/6(重要部)→出場後間もない状態
6165F 2003/7(全般)→出場後約1年経過
6176F 2004/2(全般)→出場後約4ヶ月経過

これに合わせて汚れ具合を調整すれば良いわけです。結果から言うと、6165Fは入場寸前(3年近い)、6173Fはその半分くらいの雰囲気になってしまい、少々……いや、だいぶやり過ぎてしまいました。(東武車の屋根は入場前でもこんなに汚れていません!)

気を取り直して、まずは出場直後がどの程度きれいなのかを知る必要があります。

全般・重要部検査の出場後は基本的にはピカピカの状態なのですが、どこまで再塗装されているかは各社によって異なります。東武の場合に絞ると、床下は全塗装。重要部検査でも車体妻板の帯が塗りつぶされていた事から、車体も再塗装されていると思われます。そして屋根が曲者で、パンタは再塗装、クーラーキセ、屋根全体、ベンチレーターは洗浄のみ。のようです。

ここまで分かればあとは実践のみ!
実写の画像を頭に焼き付け、薄めのジャーマングレーが入ったエアブラシ片手にいざ勝負!その結果が上の画像です。

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それだけでは流石に端折り過ぎなので、少し捕捉すると、隅っこなどの濃くしたい部分は組み立てる前のバラバラの状態である程度吹き付けておくと失敗が少ないです。なので、今回は1回目はクーラー等と屋根、パンタを別々に。乾燥したら、パンタ以外を組み立てて側面をマスキングして2回目と2段階に分けました。その2回目をする直前が上の状態です。

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クハの前面は、2パンタ車のパンタと対面する事があることからオデコを少しだけ汚しています。

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続けて前面の幌!左が純正部品で、右がトレジャータウン製品(2個1000円)です。トレジャーの部品はディテールは良いのですが、些か枠が細すぎるのと、上下に寸足らずなのが玉に傷です。純正部品の方が枠が太い分、塗り分けると映えるので、この辺は好みで選ぶと良いと思います。純正部品も案外悪くないです。

接着は悩みどころですが、ゴム系接着剤は何となく苦手なので、純正部品はマスキングテープで仮止めして下からタミヤの流し込み接着剤で。トレジャー部品は美透明接着剤というものを使って止めたあと、マスキングテープで乾燥するまで押さえるついでに気休めでタミヤの流し込みも流しておきました。

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最後に床下。ダークグレーで塗装した後は、特に特筆する事も無いくらい、全体的にまんべん無く汚れていたのでそのまま全体的にハンブロールを吹き付けています。もう少し濃い茶色でも良かったかもしれませんが、まぁ良いでしょう。

車内のクロスシート部品は窓割りに全く合っていなかったので思い切って外してしまいました。そのうち気が向いたら自作しようと思います。カプラーはとりあえず中間のみカトーカプラーに変更しましたが、M車はカプラーポケットの位置が違うせいで、連結間隔が広くなってしまっています。ここも近いうちに何とかしようと思いますが、とりあえず保留。

かくして、妥協箇所は多々あるものの、とりあえず憧れの快速電車がモノになりました。まとめられるケースが無いので近いうちに仕入れてくる事にしましょう。

明日は手が止まっている旧客を再開し、手早くまとめて次に移ろうと思います。
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