2016/03/07

アートプロのモ4400を組む(4)

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今回は車体です!
記事にするほどでもない内容かもしれませんが、最近贔屓にしてるツールの紹介も兼ねてちょっぴり丁寧にまとめようと思います。

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その贔屓にしてるツールは、これまでもたびたび名前を出していたIMONの粒ハンダです!
今回使ったのは5種類あるうちの、大きい方から2番目「L」サイズ。

まずは流し穴にフラックスを塗り、ピンセット(ステンレス製が良いでしょう)で粒ハンダを1つおきます。

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ハンダごて(今回は80Wを使いました)をあてて穴全体にハンダが広がったらハンダごてを離して一箇所終了。

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中央から外側へ同じ要領でどんどん付けていきます。内張りの屋根側には流し穴がありませんが、ドア上部は隙間が出来てしまうので少し離れた場所を同じようにハンダ付け。

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なぜ少し離すかというと、表からこのように見たとき、ドアと側板の隙間が不均一に埋まることを防ぐためです。ここに一度ハンダが流れてしまうと、キサゲ(除去)は困難を極め、だからと言って全体を埋めようとすると、板厚が薄い製品は全体が歪む危険性があり、なかなかどうして手に負えなくなってしまうからです。

ただ、どうしても避けられない箇所もあるので、そのようなときは流しすぎないように最小限のハンダしかつけないように心がけます。そんな時も、粒ハンダは威力を発揮します。(今回は運転台直後の客扉がそうでした)

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ひと通り付け終わったら、仕上げに裾からも流しておきます。これは、ワールド工芸製品の特徴として、外張りと内張りが折り返しで処理されているからで、折り返しをつなぐブリッジを削り取ると、それまでは繋がっていた箇所が分離し、何かの拍子に引っ掛けると、その板厚の薄さゆえにめくれ上がってしまうことがあるためです。

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全て付け終えたら、粗めのペーパーで良いので(ここでは#320を使いました)流し穴周辺を中心に、内側を平滑にします。これは妻板をつけてしまうと途端にやり辛くなるからで、はみ出したハンダの量が多い場合は吸い取り線を併用すると楽に作業が進みます。

裏側ゆえに一見無駄に思えるこの作業、後ほど床板固定用のアングルを付ける際にアングルが浮いてしまうことを防ぐのが目的なので、決して無駄ではありません。もともとは車内を作り込むために綺麗に仕上げたら、あとでアングルを付ける段になって「キサゲておいて良かったぁ……」と胸をなでおろしたわけでは決してありません!

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車体組み立て最大の山場、前面の取り付けです。
ロスト一体だと断面が車体と合わず悲惨なことが少なくありませんが、流石は完成品の量産に慣れたメーカーだけあって、ほぼ、全くと言っていいほど修正は必要ありませんでした。バリだけとって少し削りこんで、はめて車体裾部だけ仮付けしたのが上の写真です。

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良さそうであれば、屋根からハンダを多めに盛りつつ本付けします。屋根は外から、側板は内側から流しました。今回は合いが良かったので#320と#600のペーパーでほとんど削って仕上げてしまいました。ハンダ付けに自信がなければ、ハンダ付けは固定するだけにとどめて、最後にパテで仕上げても良いと思います。ペーパーの他に、スポンジヤスリを併用したことを付記しておきます。

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妻板はエッチング抜きですが、こちらも合いは素晴らしいので表からハンダを流し、ペーパーで仕上げました。角は板厚分まるめるので、ここのみ平棒ヤスリで角を落とし、最後はペーパーとスポンジヤスリで仕上げました。(詳しくは(6)で)

最後は、写真を撮り忘れてしまいましたがアングルです。なんと、この製品ではアングルもエッチング抜きを折り曲げて作る構成で、L字の下辺のみ2枚重ねになる構成で、折り曲げると角に4箇所ほど位置決めのポッチが飛び出し、車体内張りの溝にピッタリはまって確実に位置決めができる素晴らしい設計になっています。

アングルもハンダで固定するのですが、熱が回って伸びて歪むのが怖かったので、中央と両端を固定するに止めました。窓越しに上から覗いて、アングルと車体の隙間にハンダが回っていれば、おそらく強度的には大丈夫かと思います。(詳しくは(7)で)
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