2015/10/11

1/87の貨車が欲しかった理由

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なんの変哲もないワム50000です。
手すりは一体成型だし、ドアが開くようなギミックもなく、車輪もスポークではありません。しかし、この製品は私にとって買うに値する大きな存在価値があったのです。それは、スケールが1/87であること!

これは、かつてプレスアイゼンバーンが発売していた製品で、現在でもIMONから再発売されていて入手が可能です。値段はキット本体と別売りの車番インレタを合わせると1両あたり2000円ほどで、1/80ならこれより出来の良いプラ完成品の貨車が同じくらいの値段で買えることを考えると、どうしても割高感は拭えません。

そこまでして、なぜ「1/87だから」欲しかったのか。
先に申しておきますと、私はあまり「狭軌感」は重視しません。仮に私が狭軌感を求めるのならば、1/80で16.5mmゲージの車両を13mmに改軌する道を選びます。

ならば何故なのか。その理由を語る前に、「こちら」の作品をご紹介しようと思います。

訪ねて頂けましたでしょうか? そう! 貨物側線に留置するアクセサリーとして貨車が欲しかったのです。いつか作ることを夢見るHOnのレイアウトのための。
今回紹介させて頂いた「霜内石灰軌道」は、見る人が見ればモデルとなった軌道をすぐに思い浮かべられることと思います。しかし、これを初めて読んだ当時の私はそんな存在は知る由もなく、なんて良い雰囲気なんだ! こんな軌道に出会ってみたい! と何度も何度も読み返したのでした。

そのモデルとなった軌道には数年後に誌面で出会うことになるのですが、その頃にはその軌道がとっくの昔に過去帳入りしていることも分かり、少しでも痕跡があればと現地も訪れましたが、もちろん残っているはずもなく、唯一変わっていないと思われる工場の建屋になんとか面影を見出せただけでその地を後にすることになります。

後から先にあった実物を知っても、見ることが叶わない時点でその意義はあまりなく、それよりも先に出会ったレイアウトの世界が、私の中の心象鉄道として大きく存在している。そんな話でした。

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補足
並べてある加藤3tは、1/87を謳いつつ5tと同じくらいの大きさがありますし、建物にしても1/80の方が作りやすく、模型の建屋は実物のそれに比べるとそもそもショーティーであることが多かったりもします。よって、今ではさほど1/80と1/87の差に目くじらをたてるようなことはありません。
ただ、線路を並べるならば、9mmと16.5mmだと差が大きすぎるので、そこは1/80でも13mmの方が良いかなぁと思います。大事なのは全体のバランスですよね。
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